クレジットカードで投資信託を積立 今後の展開と予想!

クレジットカード クレジットカード

みなさんは投資信託の毎月積立はどのようにされているでしょうか。

一番メジャーなのは楽天カードによるクレジットカード決済での積立ではないかと思います。
投資信託を購入している人で知らない人はいないんじゃないかというくらい多く利用されているイメージです。

クレカ投資のメリットは言うまでもなく、ポイント還元があることですね。

今まではポイントを貯めるには消費をすることで還元されていたわけですが、現在は投資をすること(消費しない)でポイント還元を得られるようになりました。

つまり、投信の価格変動による元本割れを考慮しなければ、現金を使わずに無料でポイント還元を受けられるということが言えます。
さらにそのポイントを投資にまわすことで更なる複利効果が得られます。

前置きが長くなりましたが、今回は現在クレジットカード決済で投資信託を購入できる証券会社とクレジットカードの組み合わせ、また最新情報と私のこれからの予想を記事にしたいと思います。


クレカ投資の歴史

2018年8月 tsumiki証券 × エポスカード

2018年10月 楽天証券 × 楽天カード

2019年11月 スマートプラス(セゾンポケット) × セゾンカード

2020年7月 SBI証券 × タカシマヤカード

2021年2月以降予定 SBI証券 × 三井住友カード


意外にも楽天証券よりも先に丸井グループがサービスを開始しました。
それぞれのサービスの対象銘柄やポイント還元をみていきましょう。

tsumiki証券 × エポスカード

tsumiki証券
  • 投資可能額
    月3000円〜50000円
  • 対象銘柄
    セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
    セゾン資産形成の達人ファンド
    ひふみプラス
    コモンズ30ファンド
  • ポイント還元率
    1年目:0.1%
    2年目:0.2%
    3年目:0.3%
    4年目:0.4%
    5年目以降:0.5%

楽天証券 × 楽天カード

  • 投資可能額
    月100〜50000円
  • 対象銘柄数
    投資信託:約2550本
  • ポイント還元率
    1.0%

スマートプラス(セゾンポケット) × セゾンカード

  • 投資可能額
    投信月1000〜50000円
    個別株(ETF含む)月5000〜50000円
  • 対象銘柄
    セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
    セゾン資産形成の達人ファンド
    【1306】NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信
    【1343】NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信
    【1547】上場インデックスファンド米国株式(S&P500)

    国内株式130銘柄
  • ポイント還元率
    0.1%
    6回の積立額に対し5000円で1ポイント

SBI証券 × タカシマヤカード

  • 投資可能額
    月100〜50000円
  • 対象銘柄数
    投資信託:約2520本
  • ポイント還元率
    1年目〜 0.1%
    3年目〜 0.2%
    5年目〜 0.3%

新サービス(SBI証券 × 三井住友カード)

2021年2月以降に具体的な動きが出ると発表されていますが、現時点でわかっていることを以下に示します。

  1. 三井住友カード決済で0.5%のVポイント還元が受けられる
  2. Vポイントは1ポイント1円として投資信託の買付に利用ができる
  3. 投資信託の保有残高に応じてVポイントを付与
  4. 三井住友カードアプリ上で、SBI証券総合口座情報の表示

ただし2、3の内容に関しては新規で三井住友カード経由でSBI証券総合口座を開設するユーザーが対象となります。
すでにSBI証券を開設しているユーザーはTポイントで還元されているため2、3の内容は受けられないということでしょう。

投資可能額はおそらく月100〜50000円であると思います。

また私が期待しているのは三井住友カードの新しいボーナスポイントサービスです。
内容としては当月のお買物合計金額が5万円(税込)以上の場合、ボーナスポイントをVポイントにてプレゼントするというもの。

毎月のお買物合計金額5万円(税込)以上10万円(税込)以上(以降5万円ごと)
プラチナ、ゴールド、 プライムゴールド会員の方100ポイント200ポイント200ポイント
上記以外の会員の方50ポイント100ポイント100ポイント

クレカ投資がお買物合計金額としてカウントされるならば、5万円の積立で通常ポイント0.5%と合わせて還元率が0.6〜0.7%になります。

私はすでに三井住友カードを保有しているのでゴールドデスクに問い合わせて聞いてみました。


残念ながら、SBI証券との業務提携内容は未だ話し合い、検討している状況らしく、2021年2月1日の問い合わせ時点でまだ確実な答えが出せないという回答でした。

この件はサービスが開始されたら、私自身で試してみたいと思います。

※ボーナスポイントサービスについてはクレカ積立は加算対象外となります。


最新情報

2021年1月27日、マネックス証券が投信積立できるクレカの発行を開始するという発表が出ました。

マネックス証券は、新生銀行グループのアプラスとの業務提携に合意。今春、カード利用に応じて、マネックス証券が提供するマネックスポイントが貯まる提携クレジットカード「マネックスカード」の発行を開始し、このカードで投資信託の積立を行えるサービスも共同で提供する。

MONEYzine:マネックス証券がクレジットカード発行、ポイント付与や投資信託の積立も可能に より引用

マネックス証券では積立可能な投資信託は約1100本取り扱っています。
eMAXIS Slimシリーズなど低コストな投資信託は網羅されているようです。

カードショッピング100円(税込)につきマネックスポイント1ポイントが付与され、1%還元なので楽天カードと同じ還元率です。

マネックス証券は投信保有でのポイントも付き、株式売買手数料もポイントで還元されるサービスもあるので、楽天証券やSBI証券との差は無いように思います。

またマネックスポイントはcoincheckにおいてBTC、ETH、XRPなどの暗号資産に交換できるほか、他社提携ポイント(dポイント、Tポイント、Pontaポイント)への交換も可能でポイントを再度投資に回すことが可能です。
ポイント多様性の観点では非常に魅力的です。

以前、ポイント投資についての記事を書きましたので合わせて読んでみてください。

今後の予想

クレカ投資が主流になってきており、今後もその他証券会社でも新たにサービスが開始される可能性があると考えます。

本日2月1日よりOne Tap BUYはPayPay証券へ名称が変わりました。
それに伴い今後「PayPayカード」みたいな名前のクレジットカードが発行され、投資信託買付サービスが始まっても違和感はないですね。

また松井証券ではすでに提携カードのMATSUI SECURTIES CARDが発行されており、現時点ではクレジットカード決済での投資信託の買付はできませんが、今後クレカ投資のサービスが開始される可能性も考えられます。

auカブコム証券はau PAYカードで?

SMBC日興証券はdカードで?

尚、あくまで私個人の予想であり、信憑性のある情報を得ているわけではありません。
ただ単に期待をしているだけですね。

まとめ

クレカ投資サービスを表にまとめます。

クレジットカード証券会社投資対象クレカ投資ポイント還元率
エポスカードtsumiki証券投資信託:4本0.1〜0.5%
楽天カード楽天証券投資信託:約2550本1.0%
セゾンカードスマートプラス
(セゾンポケット)
投資信託2本、ETF3本
国内株式130銘柄
0.09%
タカシマヤカードSBI証券投資信託:約2520本0.1〜0.3%
三井住友カードSBI証券投資信託:約2520本0.5%
マネックスカードマネックス証券投資信託:約1100本1.0%

クレカ投資はポイント還元を受けられるお得なサービスです。
毎月5万円までが基準なので毎月それ以上に投資信託を積立している方は、複数のクレカ投資をしても良いと思います。

またポイント還元以外にも証券口座に入金する手間も省けるというメリットもあるので、投資初心者が始めやすいサービスであると思います。

銘柄数を考慮すれば、楽天証券やSBI証券を選択すれば間違いないと言えますし、銘柄が多すぎて困ってしまうのであれば、tsumiki証券やスマートプラスでも良いと思います。

あとは自身の投資目的にあった銘柄があることと、クレジットカードの利用環境など踏まえた上で、ぜひ相性の良いクレカ投資を選んでいただけたらと思います。


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