【2022年3月最新】クレカ積立投資まとめ

クレジットカード クレジットカード

約1年前にもクレジットカード積立の記事を書きましたが、今回情報が新しくなり、前回記事のリライトではまとまらなくなったので、新しく記事を書きます。
前回の記事も載せておきますね。



さてみなさんは投資信託の毎月積立はどのようにされているでしょうか。

3年半前からtsumiki証券でクレカ積立サービスが始まり、続々と他の証券会社からも同様のサービスが始まり、2021年6月にはSBI証券による三井住友カードのクレカ積立サービスの開始により、更なる話題を集め、今や積立投資はクレカで決済することが主流となってきました。

クレカ投資のメリットは言うまでもなく、ポイント還元があることですね。

今回は現在クレジットカード決済で投資信託を購入できる証券会社とクレジットカードの組み合わせ、また一年前の記事からかなり情報が新しくなったので2022年最新のまとめと私のこれからの予想(期待を込めて)を記事にしたいと思います。


クレカ投資の歴史

2018年8月 tsumiki証券 × エポスカード

2018年10月 楽天証券 × 楽天カード

2019年11月 スマートプラス(セゾンポケット) × セゾンカード

2020年7月 SBI証券 × タカシマヤカード

2021年6月 SBI証券 × 三井住友カード

2022年2月 マネックス証券 × マネックスカード

2022年3月 auカブコム証券 × auPAYカード

2022年4月以降 SBI証券 × 東急カード

それぞれのサービスの対象銘柄やポイント還元をみていきましょう。


tsumiki証券 × エポスカード

  • 投資可能額
    月3000円〜50000円
  • 対象銘柄
    セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
    セゾン資産形成の達人ファンド
    ひふみプラス
    コモンズ30ファンド
    まるごとひふみ15
  • ポイント還元率
    1年目:0.1%
    2年目:0.2%
    3年目:0.3%
    4年目:0.4%
    5年目以降:0.5%

去年から「まるごとひふみ15」が追加されました。

tsumiki証券のメリットはなんといってもエポスカード100万円利用によるボーナスポイント獲得に必要な利用実績にクレカ積立分も加算されることですね。これにより単純計算で積立分も還元が1%プラスされると考えられます。
もともとの還元率は高くないので、早く5年目以降に突入したいですが、まだ私は2年目、先は長いです。


楽天証券 × 楽天カード

  • 投資可能額
    月100〜50000円
  • 対象銘柄数
    投資信託:約2550本
  • ポイント還元率
    0.2% or 1%(9月買付分より)


ほとんどの方はインデックス運用していると思いますので、クレカ積立はほぼ0.2%還元と考えて良いと思います。
しかし2022年8月買付分より楽天キャッシュ決済という新しいサービスが開始され、楽天カードからのチャージで0.5%は還元されます。また今年までは決済でも0.5%還元を受けられるので、今年いっぱいは1%還元で積立継続できるみたいです。

またクレカ積立と楽天キャッシュ決済を併用可能みたいなので10万円までは積立可能になるようです。


スマートプラス(セゾンポケット) × セゾンカード

  • 投資可能額
    投信月1000〜50000円
    個別株(ETF含む)月5000〜50000円
  • 対象銘柄
    セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
    セゾン資産形成の達人ファンド
    【1306】NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信
    【1343】NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信
    【1547】上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
    【1320】ダイワ上場投信-日経225
    【1474】One ETF JPX日経400
    【1498】One ETF ESG
    【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信
    【1658】iシェアーズ・コア MSCI 新興国株 ETF
    【2513】NEXT FUNDS 外国株式・MSCI‐KOKUSAI指数(為替ヘッジ なし)連動型上場投信
    【2562】上場インデックスファンド米国株式(ダウ平均)為替ヘッジあり


    国内株式130銘柄
  • ポイント還元率
    0.1%
    6回の積立額に対し5000円で1ポイント

去年と比べて赤色で記載したETFが追加されています。
ちなみに前回の記事では書いていないのですが、セゾンカード会員のステータスのようなものでセゾンクラッセというサービスがあるのですが、最高ランクのセゾンクラッセ★6になると積立金額の0.5%分の還元もプラスされ、クレカ積立で実質0.6%還元が可能です。

セゾンPortalアプリより
ARI
ARI

一応、私はセゾンクラッセ★6ユーザーです


SBI証券 × タカシマヤカード

  • 投資可能額
    月100〜50000円
  • 対象銘柄数
    投資信託:約2520本
  • ポイント還元率
    1年目〜 0.1%
    3年目〜 0.2%
    5年目〜 0.3%

去年と変わらず、特筆すべきことはないですね。
三井住友カードのサービスが始まり、併用はできないことからタカシマヤカードでの積立のメリットはないです。


SBI証券 × 三井住友カード

  • 投資可能額
    月100〜50000円
  • 対象銘柄数
    投資信託:約2520本
  • ポイント還元率
    一般カード:0.5%
    ゴールドカード:1%
    プラチナカード:2%

2021年6月からスタートしたサービスで、三井住友ゴールドNLが非常に話題になりました。
1年間で100万円利用すると年会費永年無料でゴールドカードを保有できるようになり、ボーナスポイントが1万ポイントもらえるという非常にお得なクレジットカードです。

ボーナスポイントに関してはエポスカードと似たようなサービスでありますが、エポスカードはクレカ積立も100万円利用の加算対象であるのに対し、三井住友ゴールドNLはクレカ積立については対象外ということで残念です。
しかしクレカ積立に対し1%のポイント還元があり、投資信託の銘柄数も豊富ですので、三井住友ゴールドNLの方が分があります。

また三井住友カードによって付与されるVポイントは今年の夏より、SBI証券にてポイント投資をすることが可能になる予定で、ポイント再投資により更なる複利効果が期待できます。


マネックス証券 × マネックスカード

  • 投資可能額
    月1000〜50000円
  • 対象銘柄数
    投資信託:約1200本
  • ポイント還元率
    1.1%

昨年1月にサービスの発表があり、ついに今年の2月よりサービスが開始されました。
しかもマネックスカードのクレカ積立における還元率は他社に対抗して1.1%となっています。

またマネックスポイントはcoincheckにおいてBTC、ETH、XRPなどの暗号資産に交換できるほか、他社提携ポイント(dポイント、Tポイント、Pontaポイント)への交換も可能でポイントを再度投資に回すことが可能です。
ポイント多様性の観点では非常に魅力的です。


auカブコム証券 × auPAYカード

  • 投資可能額
    月1000〜50000円
  • 対象銘柄数
    投資信託:約1500本
  • ポイント還元率
    1%
    キャンペーンにより1年間
    UQ mobile契約:3%
    au回線契約:5%

昨年の2月に書いた記事で期待も込めてauPAYカードでのクレカ積立を予想していましたが、1年経った今、実現されて非常に嬉しく思います。

Pontaポイントの使い道もauPAYマーケットやポイント投資に利用できたり、ポイントの出口も魅力的なので、おすすめの証券会社であると思います。


新サービス(SBI証券 × 東急カード)

2022年4月以降に具体的な内容が発表されると思いますが、現時点でわかっていることを以下に示します。

  1. クレカつみたて(決済金額の最大3.00%分の東急ポイントを加算)
  2. 資産運用に応じて東急ポイントを加算
  3. クレカつみたてを TOKYU ROYAL CLUB のカウント対象に追加し、TOKYU ROYAL CLUB 会員に特典を提供(予定)
  • 対象銘柄数
    投資信託:約2520本
  • ポイント還元率
    基本0.25%
    東急カード:+0.25%
    東急ゴールドカード:+0.75%
    TOKYU ROYAL CLUBメンバーステージ:0.25%〜

    合計して最大3%になるようです。
SBI証券HPより


3%還元は魅力的ですが、条件も簡単ではなさそうですし、現状ではTOKYUポイントの使い道も少ないので、東急沿線に住まわれて、普段から東急カードを利用している方でないと恩恵は受けれなそうです。


今後の予想

クレカ投資が主流になってきており、今後もその他証券会社でも新たにサービスが開始される可能性があると考えます。

2021年2月1日よりOne Tap BUYはPayPay証券へ名称が変わり、同年12月1日よりPayPayカード発行が開始されました。
PayPay証券においてもクレカ積立サービスが開始されても違和感はないですね。

また松井証券ではすでに提携カードのMATSUI SECURTIES CARDが発行されており、現時点ではクレジットカード決済での投資信託の買付はできませんが、今後クレカ投資のサービスが開始される可能性も考えられます。

SMBC日興証券はdカードで?

尚、あくまで私個人の予想であり、信憑性のある情報を得ているわけではありません。
ただ単に期待をしているだけですね。


まとめ

クレカ投資サービスを表にまとめます。

クレジットカード証券会社投資対象クレカ投資ポイント還元率
エポスカードtsumiki証券投資信託:5本0.1〜0.5%
楽天カード楽天証券投資信託:約2550本0.2〜1.0%
セゾンカードスマートプラス
(セゾンポケット)
投資信託2本、ETF10本
国内株式130銘柄
0.1% or
0.6%(セゾンクラッセ★6)
タカシマヤカードSBI証券投資信託:約2520本0.1〜0.3%
三井住友カードSBI証券投資信託:約2520本0.5% or 1.0% or 2.0%
マネックスカードマネックス証券投資信託:約1200本1.1%
auPAYカードauカブコム証券投資信託:約1500本1%(キャンペーンで1年間
3% or 5%)
TOKYU CARDSBI証券投資信託:約2520本0.5〜3.0%

私なりにクレカ積立を順位付けしました。

  1. 三井住友ゴールドNL
  2. マネックスカード
  3. auPAY


おすすめの証券会社はやはりSBI証券×三井住友ゴールドNLの組み合わせが良いです。
1%還元と投信保有でもらえるポイントも平均的に他社よりもお得です。

続いてマネックスカード!
基本還元率は1.1%で他社より上回っているところが魅力的です。

最後にauPAYカード
楽天が改悪され、クレカ積立で1%還元となるカードが目立ってよく感じられます。
投信保有でもらえるポイントはごくわずかですが、これから始める方はキャンペーンなどもありますので候補に入れても良いサービスです。

なお、既に楽天カードで積み立てている方は、そのまま継続で楽天証券でいいように思います。
今年のうちは楽天キャッシュ決済でも合計1.0%還元されますし、来年以降も楽天キャッシュにチャージして積立することで0.5%の還元は確保されます。
ポイントのために資産形成しているわけではないので、ポイントにとらわれて面倒な移管手続きなど行う必要はないのではないかと思います。


おまけ

投信積立ではないですが、ロボアドバイザーで有名なWealth Naviがイオンカードのクレカ積立サービスを今年の春から夏より開始されると発表されました。

ポイント還元もされるようなので、キャッシュで積み立てるよりもお得になります。

しかしWealth Naviは手数料が1.1%(税込)と高いので、私はおすすめしません。
以前に記事を書いていますので合わせて読んでいただけると嬉しいです。

また類似のサービスでTHEO + docomoという所謂ロボアドのサービスがありますが、既にdカードおつり積立というサービスがあり、設定した価格より普段のdカードでの買い物による端数を差し引いて、投資に回すことができます。
dカードと連携できてるわけですから、dカード自体で積み立てるサービスが開始されてもおかしくないですね。

ARI
ARI

まぁ私はおすすめしませんが


最後に

いかがでしたでしょうか。

クレカ積立はポイント還元を受けられるお得なサービスです。
毎月5万円までが基準なので毎月それ以上に投資信託を積立している方は、複数のクレカ投資を併用して、さらにお得に投資することができます。

またポイント還元以外にも証券口座に入金する手間も省けるというメリットもあるので、投資初心者が気軽に始めやすいサービスであると思います。

銘柄数を考慮すれば、楽天証券やSBI証券を選択すれば間違いないと言えますし、銘柄が多すぎて困ってしまうのであれば、他社でも良いと思います。

選ぶべき一番の理由は自身の投資目的にあった銘柄があることと、クレジットカードの利用環境などを踏まえることが重要であると思います。
ぜひ相性の良いクレカ投資を選んでいただけたらと思います。




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